上原 正敏 テノール

国内で「魔笛」、「リゴレット」「こうもり」などの出演後、1992年よりイタリアに留学。ミラノや近郊都市にてコンサート、オペラに出演し、サンバルトロメオ国際コンクールを始めとする様々の国際コンクールに1位、入賞を重ねる。
翌年、ボローニャ歌劇場オーディションに合格し、同劇場にて本格的なヨーロッパデビューをする。
その後、ハンガリー・ブタペスト国際コンクールにて1位になったのをきっかけに、ボローニャ歌劇場、アレ・ディ・ヴェローナ、ハンガリー国立歌劇場、ドイツ・オルデンブルグ市立劇場、フィナーレ・エミーリア劇場、サントリーホール、新国立劇場、二期会など国内外の一流劇場にて「ファルスタッフ」「ラ・ボエーム」「ドンパスクアーレ」「リゴレット」「夢遊病の女」「ドンジョバンニ」「メリーウイドウ」「薔薇の騎士」を始めとする様々なオペラに主役にて出演。特に高音が必要とされる技術的に難しいオペラを得意としている。また演技力の必要とされるオペレッタの出演も多い。
また国内初演物の出演も多く東京オペラプロデュースにて「エトワール」「フォルテューニオ」「復活」「戯言の饗宴」等の主役を創生している。
ソリストとしてはニューヨーク・カーネギーホール、ミュンヘン・コンサートホール、サンパウロ・オペラ劇場、ミラノヴェルディホール等にて、バイエルン放送交響楽団、トスカニーニオーケストラ、ヴェルディオーケストラ、などのコンサートに出演している。
ソロリサイタル活動もさかんで2002年、2010年に紀尾井ホールでピア二ストのフランコ・マッサーロ氏と、2015年、大須賀恵里女史と行う。また2004年10月にはアメリカ大使館にて紀宮様、アメリカ大使夫人他のもとでソロリサイタルを行った。
2015年大須賀恵里女史とCD「赤い靴、おとなのための童謡集」を上梓、雑誌等に取り上げられ好評を得る。
頻繁に北村晶子女史と行っているエンターティンメントにあふれたトークコンサートも好評である。
ニッカオペラ新人賞受賞、五島記念文化財団オペラ賞受賞。二期会会員